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PR動画制作のメリットと注意点

コラム

YouTubeのサービス開始から2025年で20年なのだそうです。

20年前は動画といえばかなりハードルが高いものでしたが、通信環境が強化されたことやスマートフォンの普及、動画共有サイトのみならず動画投稿ができるInstagramやTikTokなどのSNSの登場により、この20年で動画の撮影や編集、投稿や視聴のハードルが大幅に下がりました。

そして現在では個人の趣味だけでなく、PRやビジネスにおいてさまざまな面で動画が活用されるようになりました。
今回はビジネス面におけるPR動画作成のメリットをご紹介いたします。

PR動画を作る4つのメリット

文字や画像よりも短時間で伝えられる情報量が多い
日本語話者以外にも情報が伝わりやすい
動画公開のプラットフォームを用いて簡単に拡散できる
他社との差別化ができる

文字や画像よりも短時間で伝えられる情報量が多い

動画は音と映像を複合的に使用しているため、短時間で伝えられる情報量が段違いです。
文字で情報を伝えようとした場合の5000倍、一般的なwebページ3600ページ分の情報量が動画にはあるといわれています。
また人間は視覚から得る情報が80%以上といわれていますので、より印象に残りやすくなります。

動画を利用すれば商品やサービスの特長をより説得力や臨場感を持って伝えることができますし、製品やサービスの使い方や効果を直感的に理解しやすくなります。

日本語話者以外にも情報が伝わりやすい

動画は映像や音声などで情報を伝えることができるため、言葉にこだわる必要がありません。
つまり言語(日本語)にこだわる必要がない多言語の視聴者にもアプローチができる
ということです。

ビジュアル的な要素が強い動画であれば、日本語の理解が難しくても視覚情報を用いて製品やサービスの特長をより理解しやすく伝えることが可能です。
またテロップや音声翻訳を組み合わせることで日本語以外の言語圏の視聴者にも訴求しやすくなります。

日本語の動画であっても海外で注目される可能性がある…かもしれません。

動画公開のプラットフォームを用いて簡単に拡散できる

最近はyoutubeだけでなく、各種SNSでも容易に無料で動画を公開できるようになりました。
YouTubeやvimeoといった動画共有サイトはユーザーが動画を探しやすく、共有やコメントも盛んに行われていますので数多くの視聴者にアクセスしてもらうことも可能です。

また、SNS上での動画の共有も簡単に行うことができます。
日本国内におけるSNSのユーザー数は
Twitter(現X)とInstagramはそれぞれ約6600万人ずつ
TikTokは約950万人
といわれています。
(ちなみにYouTubeのアクティブユーザーは約7000万人です。)
ユーザー数が多くリポストやシェアといった機能を備えているSNSは拡散力の高いツールですので、上手く利用すれば認知度向上の可能性が高まります。

他社との差別化ができる

自社のブランディングをしっかり行なった上で、動画という伝えられる情報量の多いツールを制作・公開すれば、他社との差別化を図ることができます。
動画はブランディングの上で独自のストーリーテリングや映像での表現によってブランド、商品、サービスの個性を際立たせることができますので、それによって視聴者に対して強く印象を与えることで競合他社との差別化が可能です。

PR動画作成の際に気をつけた方がよいこと

ここまでで動画制作のメリットをご紹介しましたが、webサイト制作時と同様に動画の制作に関しても気をつけなければいけないことがあります。

・どうやって拡散するか手段を考えておかないと見てもらえない
・何を誰にPRしたいかをきちんと設定しておかないと伝えたい情報が伝わらない
・拡散されやすい分、よく検討してから制作しないと炎上する可能性がある

どうやって拡散するか手段を考えておかないと見てもらえない

どれだけクオリティが高く魅力的なPR動画を作成したとしても、それが視聴者に届かなければ意味がありません。
どのプラットフォームを使用するか、どのタイミングで投稿するかを検討した上で
例えばハッシュタグや共有機能を活用する、有料で広告を出す、プレスリリースを出す、自社ブログに動画の紹介記事を掲載する…などなど、色々なPR手法を駆使することも検討した方が良いでしょう。

何を誰にPRしたいかをきちんと設定しておかないと伝えたい情報が伝わらない

せっかくPR動画を制作しても、ターゲット設定を怠ると伝えたい情報がうまく伝わらずPRの成果も期待できなくなります。
まずは誰に向けて情報を発信するか、その人々の属性や興味関心は何かをしっかり把握しましょう。
そこが明確であればターゲットのニーズや関心に合わせて適切な手段を選択できますから、伝えたい情報がより効果的に受け入れられやすくなります。

拡散されやすい分、よく検討してから制作しないと炎上する可能性がある

拡散されやすいということは良い意味での注目を集められる反面、炎上のリスクもあります。
そもそも拡散されやすいコンテンツは一般的に論争の的になりやすいものです。
刺激的な内容、誤解を招く表現を含んでいる場合は炎上のリスクが高まりますので、制作前にネットリテラシーや不確かな情報を拡散しないことの重要性、センシティブなテーマの取り扱い、炎上のリスクについてより一層正しく認識しておきましょう。
また、著作権についても注意しましょう。
他の方のコンテンツを無断で使用すると法的な問題を引き起こす可能性があります。
制作段階での著作権の確認・許可取得を怠らないようにしましょう。

拡散された際にどのような反応があるかある程度予測しておくこと、万が一炎上してしまった場合にどのように対処するかについても考えておくことも大切です。
リスクを最小限に抑えるための対策を事前に検討し、適切なリスクマネジメントを行いましょう。


効果的な情報伝達や視覚的な魅力を通じて、ターゲット層に深い印象を残すことができるPR動画制作は、企業・ブランドにとってこれからますます大きな存在になっていくでしょう。
ターゲット設定や炎上リスクについてしっかり検討した上でPR動画制作のメリットと注意点を理解した上で制作したPR動画は、きっと事業主様のビジネスをうまくサポートしてくれるはずです。

千葉県と埼玉県北部を拠点に活動しているクリエイター夫婦ユニット・glueing design(グルーイングデザイン)では
PR動画の制作も承っておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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