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顔を出した方がいいのはわかっているけど…

コラム

ビジネスにおいて、名前や顔を出した方が信用が獲得でき集客に繋がる

のは重々承知!よ〜くわかっているけれど!

そうは言っても考え方や事情は人それぞれ十人十色で、顔出しは難しい…ということはありますよね。
確かに顔写真を出すのが圧倒的に効果的と言われてはいます。
しかしだからといって必ず顔を出さなければいけないというものではない、と私は思います。
なんやかんや私たち夫婦も顔出しはしていません。

そこで、今回は顔写真公開の代替手段を考えてみましょう。

そもそもなぜ顔写真の公開が集客に繋がるのか

人間、誰かと顔を合わせたとき本能的に最初に視線が行くのが相手の顔です。
各種広告の注目してほしい部分に人の顔写真が使われているのはそういった理由もあります。

また顔写真を出すことで「この人物は実在している」という安心感にもつながります。
(といっても最近はAIで架空の人物の顔写真を生成することも可能になってきましたから、この辺りはどうなのだろう……とも個人的には思うのですが。)
顔が見えることで信頼関係を構築しやすくなりますし、顔を覚えてもらうことで存在を認識してもらいお仕事につながるということもあります。
中小企業やベンチャー企業、個人事業主などはその傾向が顕著です。
それに伴って発言内容もより信用してもらいやすくなるでしょう。

とはいっても、ですよ

私もこういう仕事をしていますから、メリットについてはそれはもう重々承知しております。
顔出しをご希望されるクライアント様のご対応もたくさん経験があります。
が!
誰でも気軽に検索をかけられる今の時代、いざ自分自身の顔写真となるといくらメリットを頭で理解していても抵抗が…という方も結構おられます。
特に個人事業主の方は職場=ご自宅という方も多くいらっしゃるかと思います。
業務内容によっては顔を出さない方がいいという場合もあります。
女性の一人暮らしだったりご家族に小さいお子様がいらっしゃったりする場合は防犯上配慮する内容も増えるでしょう。

私もそうです。
お仕事的には顔写真を出した方が絶対にいい、それは本当にわかってる……けど簡単に踏み切れない……
ダイヤルアップ接続の音を聞きながら、本名と顔写真を公開することが禁忌だったいわゆる「古のインターネット」に片足を突っ込んでいた私には尚更です。

ならば代替手段を考えてみよう

代表または幹部としてビジネスをするのであれば、抵抗があるからといって何もしないわけにはいきません
ビジネスチャンスを逃し続けることになりますので、それはさすがにとてもお勧めできません

というわけで、代替手段をいくつか考えてみました。

ロゴを使用する
似顔絵を使用する
顔を出さずに済む角度での写真を撮る
画像は一切出さない分スキルや専門性、あなたやビジネスのバックグラウンドをより明確にする

顔写真の代わりだけでなく各種プロモーション活動の中でも使用することができますので、
ロゴはいずれにしても作成しておいて損はないです。

ちなみにロゴ作成のメリットとしては、ビジネスをプロフェッショナル、スペシャリストの立場で運営しているという印象付けをすることができる、というものがあります。
ただ作るだけでなく、ビジネスのコンセプトに基づきロゴが作成されていればブランドイメージの統一性を持たせることができ、競合他社との差別化を図るにも有効です。

似顔絵を使用する

似顔絵であっても自分のイメージを印象付けることができます。
顔写真になくて似顔絵にはあるメリットとしては、どのようなタッチにするかによって相手に持ってもらいたい印象を変えることができる、というものです。
ポップな似顔絵、リアルっぽい似顔絵、スタイリッシュな似顔絵…
あなたの雰囲気やビジネスのスタイルに合わせてタッチを変えると良いでしょう。

ただし、似顔絵ジェネレーターの使用はあまりお勧めできません。
商用利用不可の場合がありますし、オリジナリティを出しづらく「このイラスト、似たようなものをどこかで見たことあるな」といった印象を持たれやすくなります。
実際の顔写真から生成するという場合でもどこか不自然な印象になりがちです。
個人的なSNSなどで使用する場合は楽しく似顔絵を作ることができるジェネレーターもOKですが、ビジネスに使用する場合はプロのイラストレーターに依頼し、どうしてもという場合はジェネレーターの利用規約をよく読んだ上で仮使用という形に留めておいた方が良いでしょう。

顔を出さずに済む角度での写真を撮る

顔を出さない分、髪型や服装、写真を撮るロケーションや写真の色合いなどの雰囲気をよく考えた上で
顔の一部のみが写る写真、横顔や後ろ姿、あるいはシルエットの写真を使用するのも良いでしょう。

ただこちらもスマホで自撮り、ではなくプロのカメラマンに撮影してもらってください。
もし可能であればスタイリストの方をつけるとなお良しです。
これは顔を出す場合でもそうですが、特に顔を映さない場合、自撮りではきちんとしたビジネス感や信頼感があまり出ません
あなたの後ろ姿だけであなたを表現するのではなく、カメラマンとよく相談した上で1枚の写真であなたを表現するよう心がけてください。

画像は出さず専門性やバックグラウンドをより明確にする

画像を出さない代わりに、文字で可能な限りこれまでの経歴や専門性、ビジネスに関する保有資格を記載しておきましょう。
差し支えない範囲で趣味などを記載するのも良いでしょう。
ただ、特に最近は3~5行以上の文章を長いと感じ、読んでもらえなくなってしまうことが増えています。
顔写真の代わりにそのようなテキストを掲載する場合は、見せ方を工夫してみましょう。

「単純接触効果」を心掛けてみよう

みなさま、単純接触効果という言葉をご存知でしょうか。
単純接触効果とは「繰り返し接していると好感度や評価、印象が上がる効果」のことです。
別名「ザイオンス効果」とも呼ばれています。
顔を出している場合ももちろんなのですが、顔を出さない場合はこれがより一層重要になってくるのではないでしょうか。

顔が見えない分、どのような人が運営している事業を知ってもらうことや信頼感を上げることがより大切になります。
となると、上記の4つの代替案に加えて単純接触効果を取り入れた活動をしていくのがベターなのではないかなと思います。
例えばwebサイトにブログ機能があればなるべくこまめに更新するとか、SNSにこまめに投稿するとか、そういった活動を顔を出している人以上に注力していくと良いでしょう。

顔写真を出すか出さないかより大切なこと

顔写真を出すか出さないか迷っている場合は、正直後から写真を付け加えることも充分可能ですから
まずとりあえずは発信の活動を始めることの方が重要です。
動き出さないことには何も始まりませんからね。
できることから始めてみましょう!


ちなみに、当事務所は写真の撮影とイラストの作成(どちらかといえばリアル寄りのテイストの作品が得意です)も承っておりますので、機会がありましたらぜひお気軽にご相談ください。

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